北上市 Sさん邸

        (リフォーム前)
ガルバリウム鋼板のモダンな外観に。雨仕舞いもよく、長年悩まされてきたジメジメも全面リフォームで解決
 昭和52年築の家を中古で購入。底冷えと湿気に悩まされながら、外壁や窓などを部分的に直し、我慢して暮らすこと約20年。 ユートピアみちのくの「断熱改修」という看板を見つけて、モデルハウスを見学し、 「今さら新築はできないけど、これならやってみよう」と全面リフォームを決断しました。
 「これまで朝は結露との闘いでした。窓に新聞紙を張って、主人にイヤな顔をされたりして」 と奥さんの悩みのタネだった結露も断熱改修・計画換気で見事に解消。 さらに「2階の床の傾きから押入の段の高さの変更まで、事細かに相談に乗ってくれました」 と感謝の言葉でいっぱいのSさんです。

主なリフォームポイント

【1】断熱改修

基礎部分は床下換気口を塞ぎ、外側に地面下の基礎ベース上まで押出法ポリスチレンフォーム保湿板を張り付けました。 床下空間は湿気や結露を防ぐよう対処しています。
 外壁はサイデインクをはがし、軸間(柱と柱の間)にグラスウールを充填。 外側に補強用の構造用合板を張り、防湿シートを施し、その外側に押出法ポリスチレンフォーム保湿板を張り付けた付加断熱。 その上に透湿・防水シートを張り、通気層を確保して、新たに外壁を施工しました。 屋根にも高性能グラスウールを使用しています。
 

【2】計画換気

高気密・高断熱化では欠かせない計画換気は、自然給気+機械排気の第3種換気システム。
 

【3】外装

ガルバリウム銅板の外壁は、軽くて外断熱に最適で、コーキングが不要という利点から、設計者がSさんに提案。 シンプルでモダンな外観になりました。  

【4】室内

各8畳だった台所と居間を一体化して会話の弾む広いリビング・ダイニングに。 キッチンの窓の位置も変え、明るくなりました。設備面では電化して蓄熱式電気暖房器に。

 

玄関ホール、階段はリフォーム前のまま。部屋のレイアウトがシンプルだったことはリフォーム時に幸いした。
 
 
 
 

計画換気で、すっかり快適になった浴室。


隣の洗面所に接近している側のリビングの壁はあえて窓を小さくした。
 
 

和室は床の間を収納にし、サッシをペアガラスに変更。
 
 

  2階は冬でも半袖でいられるくらい暖か。  

 
 

Sさん宅の工事風景

リフォーム中。外壁をはがし防湿シートを施工中。

断熱材を施工して防風シートを施工。

床をはがして床下に防湿シートを敷き込む。

床下防湿シートを施工後、砂で押さえる。

基礎を外遮断。窓も樹脂サッシに入れ替え。
 
 


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