オール電化に特化した訳

− 高気密・高断熱は旭川で薫陶を受けた工法で解決しましたがオール電化にもいち早く取り組まれましたよね。 その辺のこだわりをお聞かせねがえますか?

川村
オール電化をとり入れたのは、北上では一番早かったと思うんです。でもこれは怪我の功名。 後発の工務店が何かアピールするセールスポイントをと思っていて、 セントラルヒーティングを提案しようと思ってたんです。 そしたら当時は温水を回してセントラルヒーティングをするのに、 北上では北海道の2〜3倍の工事費なんですね。 技術的にむずかしいのと、メンテナンスでのクレームが大変だということだろうと思うんですが、 北海道なら100万なのに北上では250万以上。 これじゃダメだと思っていたところに、北海道では電化は無理かも知れないけど岩手だったら大丈夫かも −ということでオール電化のモデルハウスにしたんです。 そしたら、あったかいでしょ。安いでしょ。全館暖房だから住み心地はいいでしょ。 宿泊体験には東北電力の社員の方がいちばん多くされたと思うけど…。(笑) 何が幸いするかわかりません。今は、どこのメーカーもオール電化だけど。

− オール電化以外との比較もされたそうですね?

川村
同じ分譲地に(下成沢)に、オール電化と、電気とガス、電気とガス・灯油という 同じ坪数の建売住宅を4棟建ててみたんですが、住んでる人からの評価もオール電化がやっぱり良かった。 それ以降は全部オール電化ですね。 初期の頃はとにかく、私にだまされたと思ってオール電化にしてみてなんて言ってました。 まだ、オール電化が珍しかったからか、東北電力さんから毎年感謝状をもらいました。(笑)

− 川村さんの家ももちろんオール電化ですよね?

川村
はい、もちろん。私の80過ぎのお袋は今の家を建て替えてから書道始めたんだけど、 冬の夜中に目がさめればパジャマ姿で練習してます(笑)し、冬用のフトンというのが無くなりました。 平成9年の11月には父親が亡くなりましたが病院より静かであったかい家のなかで家族で看取ることができて、 ある意味で親孝行が出来たと思いました。 それから女房からも冬の朝一番でストーブつけて回って…という役から解放されてって感謝されたかな。 夏でも冬でも24時間、目覚めてすぐ動けるから、活動範囲と時間の有効活用になるので オール電化に特化して、お客様にすすめてきてよかったと確信してます。

オール電化住宅のメリットは?

  • 室内中、不快な温度差がほとんどありません。
  • 油煙によるキッチンの汚れが少なく、日頃のお掃除も楽にできます。
  • 夜間の割安な電気で沸き上げたお湯を給湯するため、数ヶ所で同時使用しても湯温や湯量が変わりません。
  • 燃焼機器はないため、火災や火傷などの心配も少なくなります。
  • 住宅性能が向上するため熱ロスが非常に少なくなり、少ないエネルギーで室内全体を暖冷房することができます。
  • 特に電気はクリーンなエネルギーですので、換気量を抑えることができ、熱のロスがさらに少なくてすみます。

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オール電化住宅の設備

電気温水器
電気温水器
  • 夜間の割安な電気を利用してお湯を沸き上げます。
  • 貯湯式なので同時給湯でも湯温や湯量が変わりません。
  • 安全性・耐久性もよく、長くお使いいただけます。
クッキングヒーター
クッキングヒーター
  • 熱源が電気のため空気が汚れず、換気も最小限ですみます。
  • 火災や火傷の心配が少なく、安心して料理ができます。
  • 火力も十分で、気になる電気代もガスと同等のレベルです。
蓄熱式電気暖房器
蓄熱式電気暖房器
  • 電気温水器と同様、夜間の割安な電気を利用します。
  • 夜間に熱を貯えておき日中に自然放熱(ふく射)をおこない暖房します。
  • 燃焼部分がないので安全性が高く、室内の空気を汚しません。

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